「上川大雪酒造ゼミ 2022」を小樽商大で開講
~酒造り実習を通して6次産業化地方創生ビジネスを学ぶ~ 公開役員会など実践的な講義を学生へ
開講は2022年4月から12月までで夏休みを除いて毎月1回程度。6月は上川町内で合宿を行い、昨年層雲峡温泉に開校したインフィニティ国際学院の協力のもと実現したKDDI創業者千本倖生氏の講話や、事業者と自治体がどんな取り組みをしてきたかを学びます。7月は上川大雪酒造代表取締役副社長・総杜氏で帯広畜産大学客員教授の川端慎治による酒造り実習を行い、9月には昨年に続きゼミ生をオブザーバーにした「公開役員会」を実施する計画です。
会社を設立する知識、人脈形成、資金調達から酒造り実習を経て、ラベルを考え、自らマーケティングし、イベントやクラウドファンディングなどを通じて日本酒を販売する実学として起業と実践を学ぶゼミです。受講生は起業や地域創生に興味がある3年生。現在33名(内19名女子)。
※各月の講義内容は開催時期が変更になる場合があります
昨年の様子 川端総杜氏による講義
□緑丘工房×小樽商大 包括連携協定締結の背景
上川大雪酒造では、「商学」を専門とする小樽商科大学、「農学」を専門とする帯広畜産大学、そして「工学」を専門とする北見工業大学が法人統合した北海道国立大学機構に共感し、2020年帯広畜産大学構内に「碧雲蔵」を創設。川端総杜氏が帯広畜産大学の客員教授として学生に対して講義を行い、蔵人(くらびと)に学生インターンを受け入れるなど、北海道の次代を担う人材の育成に尽力してきました。この取り組みから、地域経済や経営、起業、マーケティングやブランディングにおよぶまで学生が実践的に学べる機会を創出すべく、道内外に多数の経済人を輩出してきた小樽商大との包括連携協定を締結するに至りました。
連携施策の一環として、同大で開講されるゼミ内において「上川大雪酒造」を切り口にした、起業・経営、地域創生につ いて学ぶ特別講義「上川大雪酒造ゼミ」を 2021年4月より開講。第一回目の講義では、小樽商大出身である当社・島崎憲明会長と、同じく小樽商大出身の塚原代表が講師を担当しました。
「上川大雪酒造(かみかわたいせつしゅぞう)」
2016 年、三重県で休業中だった酒造会社を北海道上川町に移転という前例のない手法で北海道 12番目となる酒蔵を 創設。 酒蔵の無かった土地に酒蔵をつくり、その土地のこだわった素材で、“小仕込み・高品質”の酒造りを行い、日本酒を活 用した地域活性化と人材育成を図り、「6次産業化地方創生ビジネス」のイノベーションを目指している。 現在、上川町「緑丘蔵(りょっきゅうぐら)」と 2020年5月に創設した十勝の国立帯広畜産大学構内の「碧雲蔵(へきうんぐら)」で醸造を行う。大学構内の酒蔵創設は日本初。2021年11月、函館市内で54年ぶりとなる酒蔵「五稜乃蔵」を新設。
2019年JAL国内線ファーストクラスにて「上川大雪」が、2021年には「十勝」が採用される。2021年の「札幌国税局新酒鑑評会」にて緑丘蔵、碧雲蔵それぞれの特別純米がともに金賞を受賞。2022年5月、令和3酒造年度・全国新酒鑑評会において、上川大雪酒造緑丘蔵、碧雲蔵、五稜乃蔵、三蔵全ての出品酒が入賞となった。
会社名 :上川大雪酒造株式会社
代表者 :代表取締役社長 塚原 敏夫
本社所在地 :北海道上川郡上川町旭町25番地1
設立年月 :2016(平成28)年11月
URL :
緑丘蔵 https://kamikawa-taisetsu.co.jp
碧雲蔵 https://kamikawa-taisetsu.co.jp/hekiun/
五稜乃蔵 https://hakodate-goryo.co.jp
上川大雪酒造OnlineShophttp://shop.kamikawa-taisetsu.co.jp