【アフターコロナの年賀状に関する意識調査】 これからの年賀状は儀礼ではなく「本当に大切な人にだけ送るもの」として続けたい人が約65%。相手を気遣う一言や手書きメッセージを添える人が圧倒的に増加
〈調査サマリー〉
- コロナによって年賀状を出す/出さないの意識はさほど変わりないものの、4人に3人が手書きメッセージや健康を気遣う一言を入れるなど出し方に変化があった
- 儀礼ではなく本当に大切な人にだけ送るものとして年賀状を続けていきたい人が65%以上と多数
- 年賀状は思い出の保存のために続けたいと考えている人が約3割いる
- 今年年賀状を出そうとしている人の大多数が「写真を使いたい」と考えている
◾️コロナ禍自体は年賀状を出すことにそこまでの影響を与えず。「コロナで会えなかった分ハガキで繋がれたことが嬉しく感じた」など前向きな意見も多数
コロナ禍を経て年賀状を出すことに対する意識は、「積極的でも消極的でもない・意識は変わらない」と回答した人が69.6%を占めました。積極的(前向き)な気持ちになった人は12.1%にとどまり、消極的な気持ちになった人の方がやや多く18.2%となりました。(※図1)
「コロナ禍で年賀状を卒業しますといった案内をもらうことが増え、こちらもやめ時を考えてしまうようになった」「年賀状や手紙よりも会う事が大切だと思った」といった、年賀状を出すことに消極的になった声がある一方で、「疎遠な方とのささやかな交流の場で貴重な機会だと認識するようになった」「コロナ禍でなかなか会えない人や会う機会が減った人に、節目に連絡するきっかけになったのでよかった」「年賀状をもらう楽しみを一層感じた」といった前向きな声も多く寄せられました。
コロナ禍によって、年賀状を出す/出さないの意識に大きな変化はないものの、年賀状そのものの必要性や価値について考えるきっかけになった人は多いようです。
【図1】
◾️コロナ禍の数年で年賀状を送る際の変化があった人が多数。特に手書きメッセージや相手を気遣う一言を入れるようになった人が約75%
コロナ禍の数年で年賀状を送る際の変化として「手書きメッセージや健康を気遣う一言を入れるようになった」人が75.5%と圧倒的に多い結果となりました。年賀状を出す人は、作業的ではなくこれまで以上に相手を想って送るように意識が変わったといえます。(※図2)
添えるメッセージについて「健康についての文言が増えた」「より明るい未来が想像できるような前向きコメントが多くなった」「コロナ禍中は、例文にある“お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください”の一文は省くようにした」などの声がありました。
「できるだけ写真入りの年賀状を送るようになった」と回答した人も全体の約4割を占めました。「コロナ禍でも元気だよという意味合いで、マスクをして笑顔の写真を使った」「コロナ禍は家族写真を撮る機会が少なかったため、年賀状用にと意識しながら写真を撮るようにしていた」という声もあり、会えない分写真で元気な姿を届けようという人が多かったことがうかがえます。
【図2】
◾️6割以上の人がこれからの年賀状は「本当に大切な人にのみ送り続けたい」
コロナ禍を経て、これからの年賀状は「儀礼ではなく本当に大切な人にのみ送るものとして続けていきたい」と考える人が65.2%となりました。また、「送るなら特別感のあるものや上質さを感じるものを出したい」と考える人も35%を超え、年賀状は今後単なる挨拶状ではなく“贈り物”としての意味合いも大きくなっていくことが予想される結果となりました。(※図3)
「年賀状だけで繋がっているご縁も大切にしたいので、枚数は減っても細く長く続けたい」「社交辞令だけの年賀状はやめたいが大切な人には送りたい」といった出すことに対してのポジティブな意見や、「年に一度の記念カードとして、相手にコーヒー1杯をご馳走するくらいの投資なら、少し上質な写真で近況報告したい」といった声もありました。
出さないという選択をする人が増えたり、ハガキではなくLINEやSNSなど挨拶の形が多様化したりする影響で年賀状市場全体は年々縮小を続けていますが、少なくても出し続けたいと考える人はまだまだ多く、年賀状一枚一枚の重みは増し、むしろその価値は高まっているといえるかもしれません。
【図3】
◾️コロナ禍よりも今年はさらに「写真入りの年賀状を送りたい」と考えている人が多い
今年年賀状を出すとしたら、コロナ禍同様に「手書きメッセージや健康を気遣うひと言を添えて送りたい」と思う人は70.9%と高くなりましたが、それを上回る71.4%の人が「できるだけ写真入りの年賀状を送りたい」と考えていることがわかりました。(※図4)
これらの結果をコロナ禍の数年に出した年賀状と比べると、写真入りの年賀状を出していた人が38.4%だったのに対して、今年は写真入り年賀状を出したい人が70%以上と大幅にその数が増加。今年は旅行やイベントの機会が増えた人も多く、写真入りの年賀状を積極的に出したいと考える人が増加しているといえます。(※図5)
自由記述でも、「会えていない人から写真入り年賀状が届くととても嬉しい気持ちになるので自分からも送り続けようと思う」「コロナ禍は写真も撮れなかったが、年賀状用の撮る写真はその年の貴重な記録になるので(写真入りの年賀状を)出したい」などの前向きな意見が目立ちました。一方で、「(年賀状を送ることで)人知れず不妊や流産の人を傷つけていないかなど悩むようになった」「子どもも大きくなったので写真付き年賀状に限界が来ているのを感じる」といった写真入り年賀状を出すことに悩む声もありました。
写真入り年賀状は、相手に元気な姿を見せるということはもちろん、家族の成長記録や飾って楽しむなど、人によって作る目的も多様化していることがうかがえます。
【図4】
【図5】
◆コロナ禍を経て年賀状に対して感じること(自由記述) ・コロナの時期もそうですが、LINEでのやり取りが増えた。お正月に年賀状をポストに取りに行く際のワクワク感がなくなっていくのは残念です。(50代女性) ・SNSでの年始の挨拶も流行していますが、愛想のないやり取りに虚しさを感じますので、個人的には年賀状は続けていきたいと思っています。(40代女性) ・相手が出さなくてもこちらは出し続けたいが、気を遣わせてしまわないか心配。(30代女性) ・直接会うことが難しかった時期を経て、周囲で強くなりつつあった「オワコン」という空気感が「これもアリだよね」と変わったのを感じます。(50代女性) ・本当は出したくないけど、親戚など会ったこともない人からくるので、田舎ですし出していますが毎年憂鬱になってきました。(40代女性) ・コロナ禍云々よりハガキ代が高くなったので、出費は抑えたい。(30代女性) |
◾️調査概要
調査期間:2023年9月22日〜2023年9月30日
調査対象:年賀家族登録ユーザー
調査方法:インターネット調査
有効回答数/属性:214(20代:1.9%、30代:23.8%、40代:46.3%、50代:19.6%、60代以上:8.4%|女性:86.4%、男性9.6%)
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「年賀家族」は、使いたい写真とお好みのデザインプレートを選ぶだけで簡単にハイクオリティな年賀状がつくれる年賀状作成サービスです。“大切な人に届けるなら心がこもったもの、本当に良いものを”と年賀状を出す派に寄り添い、こだわり抜いた高クオリティの年賀状を提供し続けています。年賀家族のコンセプトは“写真が主役になる年賀状”。1,800点以上に及ぶオリジナルデザインは全て自社専属クリエイターが手掛け、写真を引き立てるように緻密に計算して制作しています。印刷ではなく一枚一枚職人が手押しする箔押し年賀状「HAKU」や、 ムービーを添えて送れる「動画付き年賀状」、数年後の元旦に届く「未来への年賀状」など他では見ないような珍しい年賀状も取り揃え、時代やニーズに合わせた商品を“新しい年賀状の形”として提案しています。
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